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屋久島ガイドがお届けする今日のおすすめヒトトキ

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2016年 08月 28日

レシャップベル Val Pelouse(114,4km)~Le Pontet(131,2km)~

仮眠から起きてエイドを出る時、体はすごく冷えてた。
早く動いてあっためたいとエイドを出て
スキー場のようなところをどんどん登った。
草がのびのびで歩きにくい、そして眠たい。


後ろから登りのはやいフランスの選手が来た。
名前はスコット?だったっけ?
リヨンに住んでて今回は85kmの部に出ていること
レシャップベルはこれが初めてで
君はいきなり144kmかクレイジーだねって。
スコットは一生懸命会話をしようとしてくれた。
一緒に走ろうって言ってくれて走ることに。
この時すごく眠くて気持ちが上がんなかったから
それを持ち上げてくれた、すごく記憶に残る選手でした。



スコットは登りが早くて僕は少し頑張らないといけなかったけど
たまに後ろを振り返ってみてくれて、だいじょうぶか?って
確認してくれた。ほんとに優しいナイスガイだった!!


フランスの人は下りがあんまりはやくないけど
スコットは下りも軽快でどんどん進んだ。
ここからの30kmは下り主体のルートで道もイージーだった。



しばらく行くとまた上りになった。
登っているとめっちゃ強い眠気に襲われた。
ふらふらして立ってても寝ちゃいそうなぐらいに強いのを。
スコットについていきたかったけどふらっとして
これは寝た方がいいなって思ったからスコットに
眠いからここで少し寝てから行くよって別れを告げることにした。
日本語を少しスコットに教えていたから
「ありがとう」「さようなら」とゴールで会おう!って言って別れた。

ほんとは風を防げて防寒着をきて横になるべきだったけど
その時はそんな余裕もなく半袖のまま横になった。


・・・・・・・・・・・・・・起きると体がカッチカチだった。
寒すぎてやばい。進み始めたけど体が動かないし寒気がすごい。


体調悪いのがぶり返してしまった。。。
力でなくて動けないから風がよけれそうなところで凍える体で何とか
防寒着をきてエマージェンシーシートを羽織って
また横になった。さっきよりは風が防げてあったかかった。
ここでも30分くらいか横になった気がする。


その後、

なんとか標高2,000m、こっから標高差1,000mの下りパートが
始まるってとこまで歩いていって、そこで寝てる選手がいたから
僕もまたそこで横になった。
いっぱい横になったけどこの時は辛くてこうなった。



寒さで目が覚めた。ここは標高2,000mの尾根(風が吹き付けるところ)。
寒すぎて寒すぎてこの時はほんとに辛かった。
けど寝たおかげで眠気が少しだけましになっていた。
思考は思いっきりマイナス思考だったけどもうリタイヤする気はないよね。
あと20kmちょいやし、力振り絞って頑張ろうって!!
防寒着に雨具に完全防備で無理やり出発しました^^



~この時きてたもの~
インナーから順に
1fine track フラッドラッシュスキン
2レシャップベル大会Tシャツ
3patagonia フーディニージャケット
4patagonia R1 フーディー
5 モンベル トレントフライヤージャケット

こんだけきても止まると山の上はまだまだ寒かった。
一度体が冷えてしまうとメンタルも体調もlowに
なかなか温かい体は戻ってこない。


そっからは我慢の区間だった。
風が吹き抜けてただひたすら寒かった。
足ががちがちに固まって下りも歩いた。
腕をいっぱい振って早く体温まれーって祈ってた。


20分くらいずーっと涙がとまんなかった。
夜だから誰もそれに気づかなくてよかった。



15分、20分も経つとやっと体に熱が戻ってきた。
体調はまだ悪いけど歩いたり走ったり繰り返しながらもくもくと進む。
こういう時は宮本武蔵の
「千里の道も一歩ずつ運ぶなり」を頭の中でとらえながら進みます。


少しだけ山の形が見えてきたころ
最後のエイドLe Pontet(131,2km)に到着した。
この16kmで何時間かかったろうか?
すごくほっとした。
相変わらず周りの人々が温かく迎えてくれた。
またうるっときた。


今回は寒さに対してのケアがいけなかった。
普段ガイドしている時、すごく気にするの寒さへの対策。
寒い状況下でどうしたらあっためれるか、どうなったら寒くならないか。
しっかりと把握してるつもりだったけど、
いざ実際にめっちゃすごい眠気だったり体調不良だったりそういう中で
服を着ないで寝ちゃったり、標高2,500mとか高いところで寝ちゃったり
そういう1個の過ちで体調は一気に逆転(悪い方にもいい方にも)
しちゃうんだなぁって改めて体験として実感した。
まじでこのままじゃ死ぬと思って何度か走りだしたから。



これからガイドに戻ると山の上ではひんやりと寒さへの対策が特に重要な時期になる。
またしっかり勉強しなおしてガイドに戻る!



屋久島トレイルランニングガイド アペルイ http://land.aperuy.com/torerun.html


# by shunzo_tabibito | 2016-08-28 06:18 | 旅の日記
2016年 08月 27日

レシャップベル Super Collet(97,6km)~Val Pelouse(114,4km)


ここのエイドもドロップバックがあるエイド。
人がいっぱいいてかなりレシャップベルの中では賑やかなエイドだった。
親子ずれに夫婦にカップルに子供が笑いながらそこら中を
走り回っていて、何だかほんわかしてしまうエイドでした。



汗をかきすぎたせいでかなりのどが渇いていた。
水じゃなくてコーラとか炭酸水、パンじゃなくてレモンとかオレンジが
大量に食べたかった。


炭酸水とコーラを各3倍ぐらいずつぐいっとのんでオレンジをたくさん食べた。
やっと乾きが癒されたらぬーどるとパンとパウンドケーキをほおばって
満足したらドロップバックから着替えとシューズを出して交換した。
幸い水ぶくれが1か所できただけで他はいたって健康な足でした。
良かった良かった。


ちょっと水分をとりすぎたと後で反省。
ここまで調子よかったから30分くらいエイドを楽しんでから出発した。
でもこの時いっぱい食べたのと調子よくてどんどん進んでたから
疲れと満腹感で結構眠たかった。
今思うとここで仮眠した方がよかったのかな。
次のエイドで思うことになる。


次のエイドまで17km。
次はどんな道が待ってるのか?
そしてどんなけ面白いのか?きついのか?


人が1人しか通れないような道がこのルートにはたくさんあった。
わおって!こういう道はワクワクします。
集中力を上げてまえへまえへ!
レシャップベル Super Collet(97,6km)~Val Pelouse(114,4km)_f0252883_11195727.jpg
こっからの道は、高低図でみて想像してた道より2ランクきつかった。
それだけ走りがいがあるコースでワクワクした。けど登りはまじか!って思った。笑


きつい上りにテクニカルな下りそれを何度も繰り返した。
日暮れもだいぶちかづいてきた。今までと景色が違った。雲が出てきていた。
レシャップベル Super Collet(97,6km)~Val Pelouse(114,4km)_f0252883_11200472.jpg


今までにはない雲と山との景色が新鮮で楽しかった。
けど山の上の方では雷が鳴り始めていてちょっと怖かったけど。


レシャップベル Super Collet(97,6km)~Val Pelouse(114,4km)_f0252883_11201302.jpg

足が疲れていて(調子が良くて日中飛ばし過ぎた)登りはスローペースで進んだ。
下りも疲れてたけどちょっとスリルのあるガレ場がすごく楽しくて
どんどん進んだ!ちょうど雨が降り始めていた。



辺りが暗くなった。前のエイドからだいぶ時間が立っていたと思う。
ヘッドライトを早めに装着してまた進んだ。丁度この時
この大会のお気に入りで後半エイドのたびにジップロックに詰め込んでいた
大好きなパンとチーズとサラミとナッツ、そしてクラッカーが尽きて
だいぶ空腹だった。ジェルとグミがあったけど食べたくないから食べなかった。


このままじゃハンガーノック(エネルギー切れで力が出ないこと)に
なりそうだなーって思ったから次のエイドまで急いで向かった。


途中でカウベル(牛がつけてるベル)がなって最初エイドについたのか?
それか人がいるのかな?と思ったけど正体は牛だった。


牛が僕が走る道を完全にふさいでいた。
昼見る牛は本当にかわいい♪のほほんとした顔がほんとにキュートで
ぼくまでリラックスさせてくれる癒し系なんだけど、
夜見るとまるで違って見えて、
暗闇の中で光る眼がじーーーっと俺の方を見てて
しかも口からよだれを垂らしたように見えて
草食動物だからありえないはずだけどそん時は
俺のこと食いたいのかなって、襲ってくるのかなってドキドキした。

さっき抜かしたランナーたちは遠く後ろにいたから自分1人。


どーしよって3分くらい道を探してたけど
あいつら立ったまま全く動かないから牛と牛の間をぬって
驚いて襲われないようにゆっくりゆっくりと
何か?多分イクスキューズモア(すみません)って言いながら
何とかすり抜けた。



襲われなくてすごくほっとした。
ほっとしたのも束の間でこの時空を見上げると雷もガンガンひかってて
また怖かった。ちびりそうになりながらエイドまでひたすら走った。



エイドに到着!!
エイドにつくとホッとして疲れがどっと出てきた。
めっちゃ背の高いかっこいいフランスの選手が英語で話しかけてくれて
何やら褒めてくれてるようでうれしかった。
眠いけどちょっと元気出る^^もっと話したかった。
今回こういうことが何度も何度もあったけど、何となくしか
わかんなくてもっともっとコミュニケーションとりたいなぁって思った。
単語力がへぼすぎて俺が理解できてたのは2割未満だったと思う。


眠たいのと疲れで食欲も思ったほどでなくて
この時はチーズとかサラミとか食べる気がしなかった。
食べたけど胃腸が消化しないよって言ってるみたいだった。


豆のスープにパンをひたして、あとはクラッカーとパウンドケーキを食べた。


ここで2,30分仮眠して出発した。寒くてあんまり眠れなかった。



まだまだ眠いからまた眠くなりそう。
この時さっきのエイドはまだあったかかったからそこで寝た方が
良かったなーと感じたのでした。


さあ、あと30KM!!


屋久島トレイルランニングガイド アペルイ http://land.aperuy.com/torerun.html










# by shunzo_tabibito | 2016-08-27 22:18 | 旅の日記
2016年 08月 27日

レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)

いっぱい食べて少し休んで元気に出発!!
こっからは標高差1,500mの一気の登りその後に1,500mまた下る難所。


でも85kmのフレッシュな選手たちと一緒に
挨拶をかわしながら登ってたらどんどん力が出てきてすいすい登れた。
みんな元気だからその力をもらいました^^


でも調子には乗らずにちゃんと休むところは休んだ。
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10430239.jpg
こういうところでのんびりとエイドでもらってきたらパンをほおばる!
もちろんチーズとナッツと一緒にね。前を見たら羊がめっちゃいて可愛かった。
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10425426.jpg


元気をもらってまた一歩一歩!!
そしたらガレ場の急な上りになって息上がったけど
体調もよくて楽しく走れてたら全然平気でした。



あっという間に1,500m登り終え
さあ次は大好物の下りパート!!
上からの景色はまたぶっ飛んでいてさらに
気持ちを盛り上げてくれた^^
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10433181.jpg
この後長い残雪ゾーンが出てきて楽しすぎてちびりそうだった!!笑



わお!めちゃめちゃ急♪景色との相乗効果でますますアゲアゲになります。
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10501767.jpg


ここの景色は本当に最高だった。
今までのトレイルで一番好きなコースは景色も含めて間違いなくここです。
僕の中では一番天国ゾーンでした。
景色もバラエティにとんで湖は綺麗で残雪も楽しいし・・・また走りたい!!
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10581118.jpg



ある程度降りると走りやすい道がすーっと。
こういう道は足に優しいし景色に集中できるからめっちゃありがたかった。
先にポツンと見えるのが次のエイドです。
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10432253.jpg


エイドではいつも通り。パンにチーズにナッツにたまにチョコとサラミを挟んで。
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10574854.jpg
コーラも一杯飲んでスカーッとリフレッシュ。
食べながら周りを見渡したらやっぱりきてよかったなぁって嬉しくなった。



レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10582780.jpg
この辺が一番のどかだったなぁ。
体調も心もここが一番のどかだったなぁ。



行く道行く道癒された・・・
レシャップベル Gleyzin(78,6km)~Super Collet(97,6km)_f0252883_10583902.jpg


最後めちゃめちゃ急な登りがあって日差しと共に
きつかったけど、足が動いたからどんどん進んだ。
汗だくだくでSuper Colletへ!!


この20kmが今大会で一番幸せな,大好きなひとときでした^^


今回は本当に僕にとっては未知の体験がたくさんあった。全部未知!
レースの中で色んな事があったけど
辛いところを踏ん張って進んでいたらまた元気になる瞬間がきっとくる♪
今はその瞬間がやっときたところで序盤が苦しかった分
何百倍も楽しいし嬉しいし幸せ^^
こういう瞬間があるから、また100マイルのレースを走りたいって
そういう気持ちにさせるんだと思う。


トレイルランニングガイド アペルイ http://land.aperuy.com/torerun.html


# by shunzo_tabibito | 2016-08-27 10:38 | 旅の日記
2016年 08月 27日

レシャップベル Playnet(63,4km)~Gleyzin(78,6km)

おはよう!
朝3:30すぎに目が覚めた。隣の選手の嘔吐が目覚ましになった。
周りを見渡してみたらそこは野戦病院で至る所から嫌な音が聞こえてきた。
これ聞き続けたらまた気持ち悪くなりそう。
と思って外に出てツンと冷たい山の空気を吸ったらなんだかわくわくしてきた。
昨日苦しめられた頭痛は完全になくなっていた。
気持ち悪いのはまだあったけど少し和らいでいて、思考もプラスになった。
「よし!楽しもう♪」


ドロップバックの中身から必要なものを出してザックに入れて
靴ひもしっかり結んだ準備完了!!



さあPlaynetを出発!!出発したのが4時過ぎ。
実は出発の関門時間が4時だったみたい。
関門とか今まで意識したことなかったから全く考えてなかったよ^^
ということはさっき仮眠所で寝てた人はみんなリタイヤの人なんだ。
そして今俺は一番ケツを走ってるんだと今書きながら思った!!


でもフランスのスタッフの人は優しくて
僕が元気なのが分かったら「バブー(ブラボー)」っていって送ってくれた。
フランスの人には、マニュアルってのはないんだろうね。
だからこそ自由でみんなが自分を持っているんだろうなぁ最高♪



最初は下り、そっから標高差1,000mの登りを登る。
これが本当にエンドレスでつづくからヨーロッパはスケールがすごいよ。
1個クリアしたら次のどでかい山が見えてきて・・・。笑
もっと登りを鍛えなかんなぁと今回とても思いました^^;



この1,000mの登りでまた気持ち悪くなり、
もう今回は次のエイドで辞めようって思いました。
何度登っても気持ち悪くなって、走るのが楽しくなくなっちゃって
食べても吐くし走ったら気持ち悪いしその繰り返しだから
それを思い返したらメンタルがやられちゃったわけです。
もちろん景色は最高だから次をみたい気持ちはありました。


今回レースの予定表から現地での通訳まで
何から何まで計画してくれていた、
きこちゃんに次でリタイヤします。って電話して、その後
大きな岩の上で1時間くらいまた寝ました。

レシャップベル Playnet(63,4km)~Gleyzin(78,6km)_f0252883_11435530.jpg

起きたらまたすっきりしていた。
気持ち悪いのはうんこしたら治った(しかも固形になってた!)
あーすっきりしたって出発しようとしたら、
85kmコース(今回のレース144km、85km、47kmの部がある)
のトップできた選手が僕の前を通過しようとした。
85kmは27日am6:00に僕がさっき出発したPlaynetを出発したみたい。
まだフレッシュな彼は、
「サバ?(元気かい?)」って聞いてくれて
僕が
「サバサバ」って返すと、
彼は
「カモン!!」って
それは多分彼の冗談なんだけど、それでテンションが上がって
疲れがぶっ飛んで元気になった。
ほんの数分だけど彼と一緒に走って(というかおいかけて)
また元気に走れるようになった♪
レシャップベル Playnet(63,4km)~Gleyzin(78,6km)_f0252883_11440314.jpg

彼がいなかったらほんとにリタイヤしてたと思う。



そっから次のエイドGleyzin(78,6km)までテンポよく走った。



エイドに行くとみんなが『バブーバブー』って迎えてくれて
笑顔と拍手であったかすぎて感動した。涙が出た。
レシャップベル Playnet(63,4km)~Gleyzin(78,6km)_f0252883_11434707.jpg
バナナにオレンジから始まって
パンにチーズとサラミとカシューナッツを挟んで食って
次はチーズとチョコレートを挟んで食って
パウンドケーキを食って、ヌードルを食って
胃も回復してた。甘いものも受け入れるよになった。
これもPlaynetでしっかり寝たからだと思う。


やっぱり睡眠が1番大事!!
さあ後半戦開始!!


トレイルランニングガイド アペルイ http://land.aperuy.com/torerun.html


# by shunzo_tabibito | 2016-08-27 06:44 | 旅の日記
2016年 08月 27日

レシャップベル LA CROIX DE BELEDONNE(32,4KM)~Playnet(63,4km)

下りはじめた。


さっき上から眺めた景色がドンと出てきた。
レシャップベル LA CROIX DE BELEDONNE(32,4KM)~Playnet(63,4km)_f0252883_17201124.jpg


山の上に大きな湖が何個も何個も出てきて
しかも全部が一緒じゃない、個性があってめっちゃ綺麗で
この景色にはひたすら助けられた^^
レシャップベル LA CROIX DE BELEDONNE(32,4KM)~Playnet(63,4km)_f0252883_05015314.jpg




下りながら思ったのは
今までの一気の登りで思った以上に力使ったんだなぁと思った。
吐いて胃に食い物がなかったのもあると思うけど足の動きが鈍い。


そして足がつり始めた。なんと下りで!!


原因は汗と嘔吐で体の中ミネラルとエネルギーがないからだと思って
ここでミネラルのサプリと一緒にジェルを大量に摂取!!
ジェルをこの時短時間で5本くらいとっちゃって
たぶんそれが良くなかった・・・。



今度は下の方から催してきた!笑
ジェルはどちらにせよあってないなぁと今回はっきりした。
やっぱり人それぞれで合う合わないがある。



気持ち悪さと戦いながらこの後も永遠と山を越えて何とか頑張った。
レシャップベル LA CROIX DE BELEDONNE(32,4KM)~Playnet(63,4km)_f0252883_17202755.jpg

途中調子が良いところもあってそういうところでは気持ちよく景色をたのしんだ。
レシャップベル LA CROIX DE BELEDONNE(32,4KM)~Playnet(63,4km)_f0252883_17203407.jpg


牛を見ると毎回和む♪こりゃチーズもうまいさ!!
レシャップベル LA CROIX DE BELEDONNE(32,4KM)~Playnet(63,4km)_f0252883_17204362.jpg
52kmすぎ標高2,538mのCol de la Vacheまであと10分くらいというところで
ひどい吐き気に襲われてダウン。1時間以上動けなかったと思う。
その間に夕陽が山を照らしてくれた。感動したなぁ。
レシャップベル LA CROIX DE BELEDONNE(32,4KM)~Playnet(63,4km)_f0252883_17205971.jpg
1時間ごつごつの岩場で風をよけて横になって
そしたら少し体調が回復!10分登ってCol de la Vacheまで行った。
でも気持ち悪かった。そして眠かった。
スタッフのおっちゃんにここで寝かしてくれって言ってまた1時間眠った。
スタッフがシュラフマットを貸してくれた。ありがたい。



1時間たっておっちゃんが起こしてくれて再出発。
頭が痛いのが楽になっていた。睡眠のパワーすごいなぁと思った。
こっから標高差1,000mの一気の下り、
ここを降りたらドロップバックがあるPlaynet。
とりあえずそこいったらしっかり寝よう!そして頑張ろう!



辺りはこのころにはすっかり真っ暗でヘッドライトをつけて進む。
日中の暑さは何処へ、山の上はめっちゃ寒かった。
ただただひたすらに前へ。
また気持ち悪かったり、眠かったりもう無視して進んだ。
ゆっくりとゆっくりと、でも止まらずに前へ。
結構時間かかったなぁ・・・Playnetが見えてきた。



エイドでは、あったかいスープ、パン、チーズとカシューナッツ。
カロリーになりそうで甘くないものをよく噛んでいっぱい食べた。
スープが身に染みた。おばちゃんが優しい。


その後いっぱい寝てとにかく体調を治そうと思った。
仮眠室に行くときレースディレクターでレースを共に走ってるフィリップにあった。
彼に「15分したら起きろよ!」ってそのようなことを言われた。
50分かもしれん。相当疲れてたから起きないと思われたのかも。
彼は本当にあったかいナイスガイです。
OK!っていいながら「いや2時間は寝るっ」て心の中で意見して寝床へ。
一瞬で夢の中へ。


夢が明けるとそこは地獄絵図だった!笑


トレイルランニングガイド アペルイ http://land.aperuy.com/torerun.html



# by shunzo_tabibito | 2016-08-27 00:20 | 旅の日記